奥日光一人旅

奥日光、早朝の絶景旅

紅葉シーズン真っ只中の10月27日、今年一番の冷え込みの中、奥日光へ行ってきました。

まだ暗い朝3時に起きて、4時前には高速道路へ。一気に日光を目指します。日光市内を通り過ぎ、「いろは坂」に差し掛かると、ちょうど日の出の時間! 車窓から漏れる光に思わずシャッターを切りました。時間に余裕があったので、あえて奥から戻ってくるルートで計画を立てることに。

戦場ヶ原を走っていると、あたり一面が真っ白。気温はなんと-4℃! 少々寒かったですが、この光景を見逃すわけにはいきません。冷たい空気に身を置きながら、息をのむような美しい景色を堪能しました。

車を止め撮ってると、初老のおじさんも「こんな事は今までにない」と興奮して話しかけてくる。
早朝6時。車は路肩に止めているので、急いで先を進める。湯ノ湖の紅葉とさざなみ。イメージ通りではないが、アングルを北から、東から、南から3箇所から撮る。
既に紅葉時期は2週間は峠を過ぎているような気もするが、カエデがわずかに赤い。湯ノ湖から落ちる湯滝を上、中、下とそして竜頭の滝の上から降りる。ここでやっと朝食。朝の滝はまわりの色が深く、滝の色だけが白いので難しい。NDフィルターも使いながら駆使。

中禅寺湖を上から見たいので、半月山下駐車場まで走る。
ここも日陰と日当たりで彩度が違う難しい撮影に。少し下の駐車場へ。7年前来たときと様子が違う。ここからは中禅寺湖を見下ろし、男体山とセットで取れるところだ。また、1時間に一回くらい。中禅寺湖の紅葉を観光するフェリーが波紋を作りながら、中禅寺湖の南側の八丁出島の横をすり抜ける。
はずであった。ところが、7年前に見えていた八丁出島が全貌が見えない。また、フェリーは出島にが近づかず湖の真ん中を通る。うまく入らない。木が大きくなったせいで景観が変わっていた。半月山の頂上へ行くと出島が綺麗に見える様だが、40分歩く気がない。また、今回のように出島近くを通らないかもしれない。断念して次に進めた。

日本三大瀑滝 華厳の滝へは訪れなかった。雲行きが悪く、暗くなってきたからである。霧降高原を次のターゲットにした。以前は霧降高原スキー場だった跡地に「天空回廊」名称で階段ができているとのことだったので、雲海も期待できると考えた。正解だった。階段の数は1445段ときどき踊り場があるが、1000段登ると厚手の服の下から汗が出てきた。また、ふくらはぎと太ももが張ってくる。フラフラしてくる。時たまアルミの手すりにタッチしながら、頂上1600mまでたどり着いた。
登ってよかった。「雲海」だ。達成感と雲海の見えたことの感激で、興奮した。

今回の撮影小旅行では快晴の天気は期待できなかったが、今年初霜が見えたり雲海が見えたり、ラッキーなところがあった。半面、期待したロケーションが撮れなかったり、予想を裏切られたり、、、自然との闘いには負けたようだ。
一番の喜びは、一人旅でも人との触れ合いを感じることができたことだ。
戦場ヶ原の初老のおじさんの興奮した表情。竜頭の滝を上から下まで往復したが、高校生のすがすがしい挨拶にも元気づけられたり、半月山駐車場で老人が景色を見ながら、過去の苦労話を教えてくれたり、下の駐車場ではこれまた町田から来たという初老から八丁出島の撮り方まで自慢げに教えてくれたり。
最後の天空の回廊では登り遅れのお母さん(75.6?)が、後ろについてきて「今日は頂上を目指します」と、、頂上に行く気のない小生に勇気を与えてくれ、いままでの家族との生きざまや生活まで見ず知らずの小生に語り掛けてくれる。結局、おかげさまで共に、頂上まで登ることごできました。少し暗い雲海でしたが、ご褒美もいただきました。
本来の旅行の良さなのか、コロナ禍でひずんだ気持ちの反動なのか、「みんないい人ばかりだなぁ」と気づいた小旅行でした。