空梅雨のわかやま


2023年の今年は九州北部、秋田市に豪雨による水害が発生。どこで災害になるか、次は自分たちの番かと恐怖の面持ちである。そんな中、一年ぶりにふるさと紀州に帰ってきました。関東からの行程で一番驚いたのは朝一の成田からの航空機の乗客。約半数が外国人である。コロナ終焉から一気に増えた観光客。円安も重なって台湾、オーストリア、アメリカ辺りの観光客が多い。関西空港では尚一層そう思った。久しぶりに訪れた和歌山城の売店で聞いてみるとやはり半分が外国人との。インバウンドは有り難いと、しみじみ話してくれた女性店員。そんな地方も一年前と比べて変化がある。田舎道で対向車を躱すのがやっとの道が拡張工事が終了し、何箇所も広くなっていた。一日目は墓参りと親戚周り3軒。翌日は和歌山市へ。午前中は時間の余裕があったので、50年来の和歌山城へ。天気はいまいちだが、撮影してみようと。

和歌山城は徳川御三家のひとつで第8代将軍徳川吉宗、第14代将軍徳川家茂を排出した紀州藩紀州徳川家の居城です。また姫路城、松山城と並んで日本三大連立式平山城のひとつでもあります。現在、本丸と二の丸が和歌山公園となっており、岡口門と土塀は国の重要文化財に指定されています。また、2006年(平成18年)に復元された御橋廊下は、江戸時代には藩主と側近のものだけが通行できる橋でしたが、いまは自由に通行することができます。なお、『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』など多くのドラマの撮影が行われています。

その後、足を伸ばして和歌浦へ。ここも中学生の課外学習で大手の電炉と石鹸会社の工場見学後、国民宿舎宿泊以来の訪問である。覚えはないが、こんなところだったのかな。

潮が引けば干潟が現れ、刻一刻と輝きながら変化し、潮が満ちれば一面の海となり、陽光をうけて古い石橋が影を落とす。入り江を取り巻く山の桜が寺社を彩り、潮入りの庭園を新緑が包み、紅葉の峠越しにみる入り江は碧く、風景にとけこんだ町並みに色鮮やかな祭礼行列が練り歩く。ここ和歌の浦の情景は一時として同じではない。このまま持ち帰りたいと万葉歌人は和歌にうたい、和歌の神様がこの地に宿った。そして数多くの文化芸術を育んできた歴史の厚みを湛え、和歌の浦は今も人々を魅了している。

天気のいい日にもう一度訪れたい名勝である。そして伯母のところへ。一年ぶりに訪問。後、関空にレンターカーを返却し、帰路に成田からの交通便が少なく、帰宅時間は12時を過ぎていた。